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Civ3で世界制覇Vol.3〜日はまた昇る〜
112 :
geekrated
:02/04/18 19:44 ID:f1RJMBp2
聖女は司令官の目を深く見入った。遠い昔の、彼がドイツに攻め込み、かの国の精鋭軍
をいとも簡単に切り倒し、挙句に一つの文明を、この地球から抹殺させてしまった過去を
、彼女は思い出した。もとはといえば、かの愚かな国が、どうしても絹の取引に応じてく
れなかったことが原因だったのだ。
絹! ああ、彼女はわかっていた、彼女の民らが、如何に戦争を嫌っていたかというこ
とを、しかし、この小さき昆虫から生み出される糸の塊が、同時に彼女の民らを、如何に
喜ばせ、微笑ませ、幸せな気分にできるかということも。そして、その戦争はいつのこと
だったのだろう。千年前? 二千年前? それとも三千年前? ああ、何とも長い時間が
、この国の誕生から過ぎていったのだろう。
113 :
geekrated
:02/04/18 19:49 ID:f1RJMBp2
1964年。フランスはいまや世界最強の国であり、そしてその歴史上、最も困難な試練が
訪れていた。国の賢者達が、聖女の前に現れ、その黒いべとべとした液体が、如何に国の
軍事力と生産力を補強し、古臭い蒸気機関を強力なモーターエンジンに置き換えることが
出来るかを歴説したのが、今からたった80年前のことだった。唯一の問題(今また、立ち
はだかっている問題でもあるが)は、国に油田がないということだった。その時も、司令
官ナポレオンが、聖女に答えを示したのだった。
イギリス。太古の昔から緊張関係にあったこの国とは、しかし戦争を起こすための決定
的な理由もないということで、かの国の軍隊がたびたび国境を超え、われらの農地や都市
の周りを虎視眈々とうろつくのを許していた。その時司令官ナポレオンが、カンタベリー
の田舎の近くにあるひとつの油田を指差すまでは。
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0ch BBS 2004-10-30